ITヘルプデスクができたわけ

平成13年度、全国一斉に政府の掲げたIT戦略のひとつとして無料の「IT講習会」が実施されました。
館山市ではその講習会で講師のサポートをするITヘルパーを一般公募しました。
この講習会をきっかけに家庭にパソコンが普及し始めると、パソコンの「ここがわからない!」とか、「困ってしまった!」、「だれに聞いたらいいかわからない」という声が多く寄せられるようになりました。
そこで、講習会で活躍したITヘルパーさんのご協力を得て始めたのが、「たてやまITヘルプデスク」です。
無料の相談だけではなく、有料のパソコン講習会も必要に応じて開催しました。


今、行われているヘルプデスクや有料講習会を、南房総でもやってみるきっかけになったのは 遠くは、アメリカ・バージニア州のブラックスバーグという地方都市で行なわれた、市民同士の パソコンを使うための互助会活動の紹介を数年前に知った時です。
ブラックスバーグでは土地柄、大学生 が多い土地で、教える資質を持った人間が多く、教えられる側は比較的シニア層が多いという ことだった様に記憶しています。日本に限らず世代の隔たりというのはアメリカでも事あるごとに問題にされるらしく、地域内のITリテラシーの向上を接点として、世代間の融和が促進されたということも印象に残った点です。
また、そう言った活動を支える様々な民間団体が存在することも、当時は驚いたものでした。具体的な方法を探るうちに、似たような活動をしている組織(幕張メディアサーフィン)が千葉県内にもあり、運営形態を聞いたところ、千葉県企業庁の大きな支援を受けており、仮に同じ形を取るにしても、実現までにかなりの時間や労力を必要とする上に、幕張と南房総の地理的な資質の違いから、正直なところ南房総で行なうには実現性の低い方法であると思いました。
結果的には、現在のようにNPO組織が主体となって、館山市教育委員会からの後援をいただき現在に至っております。はからずも、欧米型の運営形態になったのかな? と思っておりますが、幕張メディアサーフィンのようにITリテラシー 向上のために、今後は「専用施設を持ったサロンの設置」を目指したいと思っております。また、南房総の特殊性として「教える側も、教えられる側もシニア層」となることが多くITリテラシー向上の活動が、様々な広がりの核になるかもしれないと思っております。
近い将来、行政サービスが電子的に行なわれるケースが多くなったり、パソコンを使った様々なトレーニング方法が 利用され始めた時に、私たちの活動が地道ではあるけれども、地域社会に対して貢献できることを嬉しく思います。(設立当初の書き込みより)